わたしのつたない第九顛末記へご訪問いただき、ありがとうございます。 本文中に「トムクルーズのように」と書いた部分について、質問をいただきましたので補足します。
ハリウッドスターのトムクルーズ氏はディスレクシア(識字障がい=LDの一種だそうです)という障がいのため、台本(文字)から科白を覚えるのが難しいそうです。このため台本が音読されたものを、すべて耳で覚えて演技をしているという話をずっと以前に聞きました。
わたしが楽譜が読めない(正確には楽譜から音をとれない)のやドイツ語がわからないのは、単に勉強不足なだけですから、これとはまったく次元が違います。同様の障がいをお持ちの方や、その支援者の方にはご不快に思うむきもおありかと思います。
しかし、 出来ない事がやれない事への言い訳にはならない という比喩のために、あえて誤解を恐れずこの表現を使いました。実際わたしはこのトムクルーズ氏の話を聞いたとき、とても強い勇気をもらいました。アプローチの仕方次第で弱みを強みにすることもできる。そして障がいをもつ人への敷居が少し低くなったように感じました。
わたしが敬愛するパルレ(軽度発達障がい児・者の自立支援団体)のパルレママさんは、「発達障がいを単に障がいとひとくくりにするのではなく、左利きなどと同じ脳の特性ととらえて欲しい。」とおっしゃっています。ベートーヴェンが晩年、聴覚を失ってから書かれたというこの交響曲第九番に触れることで、そんな事もあわせて考える機会を与えられました。ありがとうございました。
